神様の領域埋葬の形式 

葬式

ユダヤ人の埋葬の習慣

1世紀のユダヤでは、家族と友人たちが死人の死体を洗い、香油が塗られ、没薬とアロエを混ぜ合わせたもの、香料といっしょに奇麗な亜麻布で巻いたのです。 近所の人や他の人たちもやって来て,悲嘆の気持ちを言い表わし,遺族を 慰め、洞窟か,イスラエル各地でよく見られる軟らかい岩をくり抜いて造った墓の中に納められます。 そのような墓には普通,狭い入口があり、内部の壁には,掘り込まれたニッチまり棚状の窪みが幾つもある。そこに家族の成員の遺体を安置し, それから一年後、遺体が白骨化したころ、骨は石灰石でできた箱に入れられ、納骨堂に納められ、死人の名が刻まれたのです。 墓の中に,将来必要となる埋葬のための場所を空けておくことができるのです。

burial


イエス様の埋葬

イエス様の埋葬は、アリマタヤのヨセフ、パリサイ人のニコデ、マグダラのマリアも、ヨハナンが、 ユダヤの埋葬方法に従って、イエス様を丁重に葬りたい、と心から願い、 ご遺体を洗い、没薬とアロエを混ぜ合わせたもの、香料といっしょに亜麻布でくるみ、岩を掘って造った墓に納め、 墓の入口には石をころがしかけておくところまではできました。しかし、塗油ができませんでした。 ユダヤ 人 は,モーセ の 律法 で 安息 の 休み を 義務づけ られ て い た ため,安息 日 に は 葬儀 を 行なえ ませ ん でし た。 イエス は 安息 日 が 始まる 3 時間 ほど 前 に 死ん だ の で,なんとしても時間が足りませんので、充分にできないまま葬りました。 それで,幾人かの女性が,安息日後に イエスの墓に行って,埋葬 の しきたり を 全うしようとしたのです。

http://godarea.net/

神様の領域埋葬の形式 

「アフィコーメンの儀式」

アフィコーメンのときに、
ユダヤ人はあまり良く意味がわからずに二枚目のマッツァを割り、それを亜麻布にくるんで隠しておくという儀式が続けられてきました。 それを子どもたちが後から見つけ、小さく割って皆で食べるというこの儀式は、キリストの体が引き裂かれ、亜麻布にくるまれて葬られ、隠され、 しかしそれを神の国に入れられる子どものような信仰者が発見する。 それらは、まさにキリストの死と復活を象徴していると受け止めることができます。

burial

1.布にくるまって

まず最初に、ルカは、「乳飲み子が布に包まれている」と書きました。普通は、赤ちゃんは柔らかい産着に包まれているものです。 つまり、この布は、当時このパレスチナ地方では、人が死んだ時に、その遺体を布でぐるぐる巻きにして埋葬するという習慣がありました。 ですから、「布にくるまって」とわざわざ書き記しているということは、この赤ちゃんが最初から「死」を身におびていたということになります。 産まれるそうそう縁起でもない話ですが、この乳飲み子は、生まれた時から死ぬことを背負わされていたのです。 つまり、御子は、自分が全世界の罪のために十字架に架かって死を経験しなければならないという定めを背負って世に生まれたということではないでしょうか。

マリヤとヨセフは、生まれてから41日目に聖めの期間が明けて、長男イエスを神様に献げるために神殿に行きました。 するとその時、シメオンという老人が、この親子に出会ってこう預言しました。「この子はイスラエルの多くの人の反対を受け、 お母さんのマリヤも自分の心が剣で刺されるような悲しい思いを経験します。」(ルカ2:34~35)と。 イエス様は、生まれた時からすでに、十字架での死を予告されていたのです。 それは、この世の罪のために、ご自分が、その贖いのいけにえとして十字架に架かって死ななければならないということです。 御子は私たちの罪を贖うためにこの世に来て下さり、十字架の上での苦しみと流されたご自分の血潮をもって、贖いの業を成し遂げてくださいました。 「父なる神様は、私たちの罪の贖いの供え物として、御子をこの世に遣わして下さったのです。」(Ⅰヨハネ4:10) これが救い主が、肉を取ってこの世に来て下さったことの本当の目的を達成し、亜麻布にくるまれて葬られました。

2.乳香と没薬

エスが誕生した時、新約聖書の記述で,東方の占星術の学者たちは生まれた幼子のところを訪れたとき, 「黄金,乳香,没薬を贈り物としてささげた」(マタイ2:11)と記されている。黄金は王権の象徴,乳香は神権の象徴, 没薬は死と埋葬の象徴と解釈されている。誕生の時点で「キリストの死」は、示されていたのです。 「没薬」は、死体の防腐に用いられました。埋葬に欠かせ ない薬物であることが示唆される。 イエスが墓に葬られる場面で「ニコデモも,没薬と沈香を混ぜたもの を百リトラばかり持って来た」(ヨハネ19:39)と記され, 没薬とアロエは、当時とても高価でした。それを30kgも持って来たから、 ニコデモは、主イエスのために惜しげもなく高価な物を用意するという行動に、彼の信仰と主イエスへの愛が見えるのです。 その香料といっしょにイエスの遺体を「亜麻布で巻いた」のです。まさに「アフィコーメンの儀式」と一致します。

3.香油

既に、イエス・キリスト受難の前に、ベタニヤのマリアは、非常に高価なナルド油の入った石膏のつぼを割り、すべてを、イエスの頭に注ぎ、 泣きながら、イエス様のうしろで御足のそばに立ち、涙で御足をぬらし始め、髪の毛でぬぐい、御足に口づけして、香油を塗りました。

詳しくはこちらへ

http://godarea.net/

 

  • イスター
  • クリスマス
  • ネットブック
  • 映像
  • 賛美
  • 成功

Copyright(C)2004.01.01 オウサン工房.All Rights Reserved.