神様の領域復活祭(イースター)

復活祭(イースター)

日本では冬の厳しい寒さから開放してくれるように、「櫻の花の便り」を知らせる櫻前線の北上のニュースが、ヨーロッパやアメリカでは、美しい色で彩られた卵をプレゼントする「イースターエッグ」の交換によって楽しい春の知らせを喜び合う習慣が流行し、今では世界中で「イースターエッグ」のプレゼントをし合う習慣が拡まっています。Easter Egg
特に東ヨーロッパのバルカン諸国やロシアでは、卵を染めることが芸術の領域にまで及んでいます。
固い殻に閉じ込められている卵が、やがて時が来ると、内側から殻を打ち破って、いのちの力に満ちた“ひよこ”として誕生する出来事は、自分という固い “自我”のからに閉じ込められて、そのまま一生を“自我”に苦しんで終わってしまう人間にとって、「自分もそうなりたい!」という強い願いでもありました。
ところが、イエス・キリストを、その心の中に受け入れた人生は、心の中に「キリストのいのちの力」が働き始めると、自分の固い殻を打ち破って新しい愛に満ちた人間として、生まれ変わることが出来るようになりました。
私のような者でも、美しい「いのちの力」によって、甦ることが出来ました。“あなたにも素晴らしい「いのちの力」の働きが始まりますように”と、祈りを込めて「イースターエッグ」をプレゼントします。あなたも、この幸いなプレゼントを実感してみませんか。

あなたへお送りする聖書のみことば

イエスは言われた「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じるものは、死んでも生きるのです。」
ヨハネ 11章 25節
その後、神である主は人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は生きものとなった。
創世記 2章 7節
だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
第2コリント 5章 17節

神様の領域復活祭(イースター)

十字架の苦しみに続く復活の喜び

キリスト教というと、先ず「十字架」という印象が人々の中に浸透しているようです。
しかし、キリスト教の中心は、「十字架と復活」 紙に裏と表があるように、「十字架は裏」で「復活は表」として表現されて来ました。
イエス様は、「喜びをもって十字架の苦しみを忍び通すことが出来た」と聖書は告げています。この「喜び」は、復活に至る人生を歩く人々に与えられる、神の特別な贈物です。
だから、キリストを「救い主」として正しく信じる人々の心の中には、誰でも「復活の喜び」が注がれるのです。それが苦しみを、「喜びをもって乗り越えさせるキリスト信者の生き方」として、賞賛されて来たことです。
信じられないことですが、今でも「キリスト信者」であるが故に殺される「殉教者」は1年間で38万人もいるそうです。しかし、ひとりの殉教者が出ると、その100倍のキリスト信者が増えると言われてきたことは、今も事実となっています。
イエス様が十字架の死に至るまでの、苦しみの受難の1週間の間、昔のキリスト信者たちは「受難週」としてこれを守る為に、一切の楽しみを遠ざけました。そして受難週が終わって復活祭の日曜日の午後からは、喜びが爆発して祭りとなって祝いました。断食して肉を食べなかった人が、喜び感謝して肉も充分食べる「謝肉祭カーニバル」もこうして生まれました。
「冬来たりなば、春遠からじ」日本でも冬の厳しさを、到来する春を信じて耐えられるように、復活のいのちの力は、苦しみの人生を勝利の喜びをもって乗り越えられる到来です。

あなたへお送りする聖書のみことば

イエスはご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。
ヘブル 12章 2節
苦しみにあったことは、私にとって幸せでした。私はそれであなたのおきてを学びました。
詩篇 119篇 71節
神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
第1コリント 15章 57節

神様の領域復活祭(イースター)

いつまでも変わらないイースター

イースターは、キリストの復活を記念して、信じる人々もその復活にあずかることが出来る幸いを感謝してお祝いする、世界最古として継続して守られてきたキリスト教会の祝日です。それは、キリストが「復活した」最初の日、弟子たちに復活したキリストが会って下さった「聖なる朝」、つまり日曜日の昼までの時間の内で、イエス・キリストを礼拝する日として、何があっても大切にして守り続けてきた「聖なる日」です。
この「週のはじめの日」とは、キリストの時代には、月の運行によって日を数えられる暦である太陰暦の、ニサンの月(太陽暦の3~4月)の14日にユダヤ人たちは過越しの祭りを行ったのですが、キリストが十字架の上で、“罪の身代わりの罪”によって死んだ日が、その日でした。
そして、復活は3日目に当たりました。それは、春分の日の後の満月に続く最初の日曜日でした。このため教会は、どのような暦に変わっても同じ日に「復活」をお祝いすることとして325年に開かれた「ニカイヤ教会会議」で決定しました。その決定は、今も正確に守り抜かれて来ました。 やがて日曜日を「聖なる日」として守るために「体を安め、心を楽しむ」ために、その前日の土曜日を用いることになり、今では世界中の人々が、この良い習慣を守っています。
正しく「聖なるイースター」を守る人々は、肉や心の働きを超えた「霊の世界」での「復活の力」にあずかる「救いの証人たち」が、その受けた神の祝福を「人生そのもの」を通して紹介しています。あなたもそのひとりですか。

あなたへお送りする聖書のみことば

私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。
第2コリント 4章 16節
私は主に申し上げました。「あなたこそ、私の主。私の幸いは、あなたのほかにありません」
詩篇 16篇 2節
イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも変ることはありません。
ヘブル 13章 8節

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