プロフィール
・DeMoss氏1925年生まれ。
・アーサーDeMoss氏は生保会社National Liberty Corporationの社長。
・DeMoss氏53歳で1979年9月1日に死去。
・彼の遺産420億円(3.5億ドル)のうち240億円(2億ドル)でアーサーS.デイモス財団 The Arthur S. DeMoss Foundation設立。
恵みの証し
若い頃の私は、常にスリルと興奮に満ちた人生を送りたいと思っていました。今もそれが間違った考え方であったとは思いません。しかし、クリスチャンになる前の当時の私は、スリルや興奮の正しい味わう方を心得ていませんでした。
十代前半の頃の私を最も夢中にさせたのはギャンブルでした。初めは家の中にあったトランプから始まり、そのうちに競馬やルーレット、野球、フットボールなどにお金を賭け始めました。とにかくやみつきになり、ギャンプルをやめるよりは死んだ方がましだと思えるほどとりつかれていました!そして、もっとはかのスリルも味わおうと、旅行をするようにもなりました。16歳になる頃にはアメリカ国内でも40以上の州を渡り歩き、カナダやメキシコにも足を運んでいました。私はラスべガス(当時のギャンブルーにとってのメッカ)で「僕にとって天国を見つけた。しばらくは家に帰らないからね」。と両親へ宛てた手紙に書いたのを覚えています。両親は大変心を痛めました。
私は、すばらしい家庭に育つという幸運に恵まれました。子供の頃は教会にも日曜学校にも出席し、アメリカ国内有数の有名私立校に通いました。しかし、どういうわけか、育ちも、受けた教育も、私とって人生を満足できる、意義あるものにはしてくれませんでした。
両親や先生たちの落胆を尻目に、十代後半になってからは出身地のニューヨーク州アルバにーで馬券売り場をいくつか開きました。それからまもなく、一日に最高で総額1万ドルにも上る賭け金を扱うようになっていました。
24歳なる頃には4つの営業所を構え、その年にキャディラックのオープンカーを3台購入しました。しかし、これらのものがありながら心は空しいままでした。それまでずっと自分は神を信じていたいと思ってきたのです、この空しさが霊的なものだとは気づいていませんでした。しかし、実際のわたくしのはクリスチャンではなく、「生まれ変わること」について聞いたことすらなかったほどです。
その頃には競馬場やナイトクラブ、カントリークラブをまわるのが日課となっていましたが、ある夜、たまには違うことをしようとある会合に出席したところ、弁護師がイエス・キリストの話をするのを聞いて、心が強く惹きつけられました。これこそ、私が今までずっと探し、求めて来たものでした。ただ、今までは探していた場所が間違っていたのです。そこで私は自分の罪を赦し、心と人生に入って来てくださるようにキリストにお願いしました。あれこそ、人生で最高の夜でした。1950年10月13日金曜日のことです。 それ以来、スリルと興奮を毎日味わってきました。私は、最高の刺激や興奮とは、自分が信じているこの信仰を他の人と分かち合うこと、そして彼らが救い主イエスを見出す姿を見ることだと知りました。今の私にとって、当社の保険商品で何百万ドルという売り上げを上げるよりも、神様の永遠に続く生命の保険について他の人に伝えることの方がすばらしいことなのです!