主イエスの復活
マタイ福音28:1~10
安息日が終わり、まだ暗いうちに、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤは(マルコ16:1では、ヤコブの母マリヤとサロメとある)、香料と香油を持って、墓にやってきた(1)。それは、主イエスが葬られたのが安息日直前(日没から一日が始まる)であったため、充分な処置がなされなかったことを案じたためではないだろう。彼女らは、ガリラヤから主イエスと共にエルサレムに上がってきていた女たちであった。マグダラのマリヤは、かつて、主によって、七つの悪霊から救い出されたことがあった。彼女の、主の美羽座に対する心からの感謝と、献身、そして、主イエスに対する愛の深さを思わされる。
イースターの朝、主の復活の事実がさまざまな方法で証しされた。まず、主の墓を見張っていた番兵たちに、主の御使いが大きな地震と共に現われた。(2~4)。彼らは、それを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになったと記されている。彼らは、このことを祭司長たちに報告した。御使いたちは、墓にとどまっていた女たちにも現れ、彼女たちにはっきりと、主イエスの復活の事実を伝えた。「主イエスは ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。」(6)この時、御使いは、彼女たちにこれからなすべき具体的な指示(弟子への報告と、ガリラヤでの集合)を与えているが(7)、その具体性にも、主の復活の事実の確かさが表されている。さらに、彼女たちに、ご自分の口で語りかけられた(10)。弟子たちは、初め、彼女たちの証言を信じることができなかったが、いずれ、彼らも、復活の主と喜びの対面をすることになる(17)。
祈り あなたが確かによみがえり、今も生きておられることを感謝します。 |