キリストの復活
画家: へ・キ(中国、現代画家)
解説: モナ・ケイブ
画家: へ・キ(中国、現代画家)
解説: モナ・ケイブ
スティーブン・D・ブライアント
イエスが戻られた!十字架に架かり、死なれ、埋葬されたイエスをその目で見た使徒たちによって、イースターとはこういう体験でした。使徒たちに裏切られ、ペテロに拒絶され、従ってきた者すべが生きるためイエスから去っていったにも関わらず、イエスはこれらの人々を見放されなかったのです。弟子たちが受けるに値するだけではなく、必要なものー恩寵や赦し、神と共にいる平安、を確実に得られるよう、イエスははるばる死からお戻りになられたのです。 個人的に失敗し、神に見放されたように感じる時もあるでしょう。あるいは、私たちがこの世界に混乱を引き起こしたため、神が私たちを見放したと思うかも知れません。イースターの物語は、イエスが必ず戻って来られ、私たちをご自身のいる所に引き寄せて下さることを思い出させます。悲しみにくれるマリアに、おびえる弟子たちに、復活を疑うトマスにお会いになったように、イエスは私たちがどこにいても私たちを新しくするために私たちの罪を赦し、傷を癒し、魂を修復してくださいます。 その上、イエスは私たちにご自身の命を下さっただけでなく、命の源に近づけるよう迎えて下さっています。約束に再度耳傾けましょう。「私は戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる」イエスにとっての「わたしのいる所」は永遠であり、変わることはないのです。イエスは永遠に、神と関係の中でいつろでおられるのです。ご自分の生、死、復活を通して、イエスは、ご自身と神との間に築かれた恩寵の中で生きる場所を私たちのために備えて下さいます。イエスはヨハネ14:2で、その場所を「わたしの父の家」と呼んでおられます。イエスは、将来ではなく今、この場所に行き、「父のふところ」(ヨハネ1:18)にイエスと共に留まるよう私たちを招いていられます。イエスはこの恩寵の場所を行き来ますことを勧めておられます。イエスはこの恩寵の世でも、神の愛の声によって生きることができます。 |