マリヤの賛歌!
そのころ、マリヤは立って、山地にあるユダの町に急いだ。
そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた。
そして大声をあげて言った。「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。
私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。
ほんとうに、あなたのあいさつの声が私の耳に入ったとき、私の胎内で子どもが喜んでおどりました。
主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」
マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、
わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。
主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。
力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。その御名は聖く、
そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。
主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、
権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、
飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました。
主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりました。
私たちの父祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです。」
マリヤは三か月ほどエリサベツと暮らして、家に帰った。
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