悔い改め、人生の逆転せよ
オパデヤ書1:1~9
要約
神は預言者お通して、エドムにさばきを宣言されます。神はエドムの高慢を責められます。彼らの財物は奪われ、信じていた国々から裏切られます。これは、神が彼らを滅ぼすことを決められたからです。
高慢があなた自身を欺いた(オパデヤ書1:1~4)
神は異邦の民族もさばかれます。旧約の様々な箇所で、このような国々に対する預言が語られています。ところで、神が異邦のエドムを対象に預言を語られた意図は何でしょうか。「あなたの心の高慢は自分自身を欺いた」、「あなたが驚のように高く上っても、星の間に巣を作っても」(4節)というみことばを通して、エドムがとても高慢になっていたことを知ることができます。エドムは出エジプトの時から、イスラエルと敵対関係にあり(民20:18、20)ダビデの時代には主従関係になるほど、関係が良くありませんでした(Ⅱサム8:14)。その後は、ユダの滅亡以後(BC 586)、エドムは残りのイスラエルの民に対して高慢になり、それゆえ、あからさまにユダヤ人を蔑視したものと思われます。
エドムの高ぶりを叱責される神のみことばから悟ることは何ですか。あなたもまた、時に岩の裂け目に住む驚のように高ぶっていませんか。
完全に絶やされる(オパデヤ書1:5~9)
一度神のさばきが始まれば、誰も妨げることができません。預言者はエドムがどれほど完全に滅ぼされたかを詳しく説明しました。何よりも、彼らは経済的に荒廃しました。ぶどう泥棒でも、取るだけ取れば、彼は残しておくものです。しかし、エドムは、隠しておいた宝までも完全に奪われます。そのときは、隣国との同盟も意味がなく、親しくしていた友も裏切り、ついには、彼らから食糧を得ていた者までもが、わなを仕掛けるほど、エドムは轍底して見捨てられます。また、知恵のある指導者たちもみな滅ぼされ、遂には、軍事力の喪失します。もしかして、自分でも気づかないうちに頼りとしていたものがありませんか。神は、私たちが頼っていたものを完全に取り除かれます。
恵みの神という言葉で、神の戒めを軽くみなしていませんか。罪に対する神の徹底さを知っていますか。
今日の祈り
神様だけを頼ると言いながらも、実際困難に出会うとこの世の完全な要塞を頼っていないか省みます。心から神様に頼る者となれますように。