聖歌136番 みかむりをもなれは捨てて
作詞;エミリー・E・S・エリオット(1836-1897)
作曲;ティモシー・R・マシューズ(1826-1910)
参照聖句;ルカ2:7b
「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」ヨハネ10:10b
エミリー・エリオットは、1836年7月22日、英国のブライトンに生まれた。彼女は、生涯を通じて、英国教会の福音派に所属していた。彼女は地元のレスキュー・ミッションと教会学校の働きのために献身的な奉仕をし続けた。エミリーは、聖歌271番「ほふられたまいし」の作詞者シャーロット・エリオットの姪です。6年間、彼女は、「教会宣教師青少年インストラクター」と呼ばれる雑誌の編集をした。彼女の48の賛美歌は、「枕の下」という、病気のため、病院や自宅で療養している人々向けの詩の本に発表された。
この特別な詩は、エリオット嬢によって、英国のブライトンにある彼女の父の教会の学校に通う子供たちのために、個人的に印刷されたものです。その賛美歌の歌詞は、子供たちに、アドベントと降誕の真理を教える目的で書かれた。その詩は、ルカ2:7の忘れることのできない「宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」というみことばに基づいて作られた。
エリオット女史がこの賛美歌の最初の四節において、それぞれの節を「しかし」で始まるとても対照的な表現を用いている事は、大変興味深いことです。
1節;天の王座と冠を-しかしベツレヘムには迎える一間さえなかった。
2節;天の王位を-しかし地上においてはひどい屈辱を
3節;地の被造物にはねぐらがある-しかし主には荒野
4節;主は贖いをもたらすため来た-しかし人々は主にカルバリを与えた。
5節;ここでは、コントラストが逆転する。死が勝利に変えられ、2節の大空は、再び、主の再臨に鳴り響く。
折り返しは、それぞれの節の真理を個人的に適用している。
「マーガレット」と題されたこの曲は、特別に、この歌詞のために、ティモシー・リチャード・マシューズによって作曲された。マシューズは、1826年11月4日、英国のベッドフォードに生まれ、大英帝国において、当時、第1級のオルガンニストとして認められていた。彼はまた、100曲以上の賛美歌のメロディーを作曲した作曲者であり、牧師でもあった。
期待というものは、信仰者の生活の中に、欠くことの出来なものとして存在するし、常に存在し続けるだろう。私たちの期待は、トランペットの鳴り響く音と共に、主にお会いし、我らの救い主と共に過ごす永遠の住まいを眺めることです。