063番 主のみたまは
この讃美歌の旋律を見つけることが出来ませんでした。従って、作詞者、作曲者の説明のみです。
■讃美歌140番 第二編「ながき道 ひとりあるきて」と同じ作詞者である。その解説には次のように記したが、その後の進展はない。小石川白山教会を訪問。古屋博規牧師から貴重な資料を頂きました。藤田昌直牧師並びに関連事項に関しここをクリックください。
「作詞者藤田昌直氏について、googleで検索すると、いきなり小石川白山教会のホームページが表示された。 古屋博規牧師が元小石川白山教会の牧師であった藤田昌直氏のご夫人(当時 2000年6月 95歳)澤子姉妹を病床に慰問された時の様子である。もし、作詞者が、この藤田牧師であるなら、別途、白山教会を訪問し、この作詞をされた当時の経緯についてお話を伺い、補足することにします。現在は、これだけしか分かりません。」
■作曲者の池宮英才については“明治学院クリスマス・オラトリオ合唱団”のホームページから引用します。
「 今は亡き奥田耕天氏とともに、今日のキリスト教音楽の隆盛を築いた、日本を代表する宗教音楽家である。氏の指揮により45年間という半世紀近く演奏された「東京女子大学クワイヤのメサイア」と、28年間演奏された「明治学院大学グリークラブのクリスマス・オラトリオ」は、日本キリスト教音楽界の不滅の業績である。
氏、自らが歌い、指導する合唱指揮法は、数多い合唱指揮者のなかでも抜きん出た存在である。その声は、輝かしいハイ・バリトンで、キリスト教音楽には欠かせないトランペットを連想させる。公演前のリハーサルでは、日本を代表するソリストに対し、氏のイメージする宗教音楽の歌い方を、自らが歌い音楽造りをする。また合唱団員は、エネルギッシュで妥協を許さない指導に圧倒され、知らず知らずの内に、氏の手にある細い白い魔法のタクトに操られ、池宮音楽に引き込まれ、本番を迎えるのである。この表現は、氏の指導を受けたことのない方は、大げさなように聞こえるかもしれないが、氏を知る方々は頷いていただけることと思う。
氏の業績は多々あるが、特に1969年ルーテル教会より、宗教に関する学問、芸術研究の業績におくられる「リード賞」、また1993年6月に「キリスト教視聴覚教育賞」の受賞は、氏のキリスト教音楽のスタンスを象徴する受賞である。」